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世界文化遺産「熊野古道」と日本三大人工美林「尾鷲ヒノキ」を散策しました(令和7年7月8日)

  • contact250119
  • 7月10日
  • 読了時間: 2分

●熊野古道


熊野古道とは、和歌山県を中心とした紀伊半島に点在する熊野三山(熊野本宮大社、熊野速玉大社、熊野那智大社)へ向かう参詣道の総称です。


世界遺産「紀伊山地の霊場と参詣道」の一部として登録、古くから多くの人々の信仰を集めてきました。


熊野古道には、いくつもの道があります。

主に中辺路(なかへち)、伊勢路(いせじ)、小辺路(こへち)、大辺路(おおへち)、紀伊路(きいじ)の5つの主要な参詣道があります。


これらは熊野三山(熊野速玉大社、熊野本宮大社、熊野那智大社)へ向かう道で、それぞれ異なるルートと特徴を持っています。


●尾鷲(おわせ)ヒノキ


そのような中、今回は伊勢路(伊勢神宮から熊野三山への道)の中で、美しい石畳と尾鷲ヒノキが見られる「馬越(まごぜ)峠」付近を散策しました。

石畳は、巡礼者が行きかう道でもあり、材木搬出の道でもあります。

またその両サイドには、ヒノキを中心とした樹木が立ち並び、地上付近にはシダ植物やコケが広がっていました。


尾鷲地域は降雨量が日本平均の2倍以上と多く、温暖な気候やリアス式海岸に面した急斜面とやせた土壌という環境です。

しかし、この不利な条件を逆手に取り、苗木を密植し、間伐を繰り返し、長い年月をかけて育てられた「尾鷲ヒノキ」はとても高品質です。


年輪が緻密で耐久性が優れ、油分が多く赤味多い美しい光沢があるのが特徴です。また、ヒノキ油の抗菌力や、香り成分の「フィトンチッド」には、リフレッシュ効果があるといわれています。


●林業が日本農業遺産に


話は変わりますが、野菜(畑)を育てる農業と、樹木(人工林)を育てる林業は似ている部分があります。

ともに人の手を加えることにより健全に育っていきます。


そのような中、平成28年「日本農業遺産第一号」として「急峻な地形と日本有数の多雨が生み出す尾鷲ヒノキ林業」が認定されました。


1650年頃からの歴史といわれていますが、これからも、この地域の自然と人々が元氣であり続けることを祈っております。


ありがとうございました。


 
 
 

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